2021年になりました。2021年元旦、ボストンの空港近くのホテルの部屋でこれを書いています。
2020年は新型コロナウイルス感染症の影響があまりに大きすぎて、これに始まりこれに終わったといってよいでしょう。とにかく、ロックダウンでラボの利用が全くできないという状態になり、これでは研究は進みません。結局、2020年の英語論文はこの総説一つだけになりました。
そういう中でも、scRNA-seqを使った研究の方はウェットの実験がほとんど終わっていたので、何とかまとめることができ、bioRxivの方で公開することができました。査読も順調でアクセプトされる寸前になっていますが、結局、アクセプトは2021年になってしまいました(1月1日追記:1月1日付けでeLifeにアクセプトされました)。タイトル名も以下に変更になる予定です。現在は、これに関連した内容の論文を2報準備しています。
A cell atlas of the chick retina based on single cell transcriptomics
日本語では、時間の合間に「脳科学辞典(日本神経科学学会)」に2つの項目を書きました。
これで脳科学辞典には合計4つの項目を書いたことになります。
さて、既に書いているように、2020年を最後に日本に帰国することになりました。
今年は、日本の研究機関には所属していない日本在住のHarvard大学研究者として活動します。
このAppointmentでは、世界最大の学術図書館と言われるハーバード大学の図書館システム(デジタル含む)を無料利用できるということが大きいです。
さて、この先、日本で受け入れてくれるような研究機関が見つかるのでしょうか?