山形方人 Masahito Yamagata, PhD

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プログラマブルタンパク質:標的特異性、プログラミング性、将来の方向性

「ブログのように総説を書く」シリーズ、今年2報目です。

今回は、エディトリアルボードをやっている合成生物学の雑誌SynBioに総説を書きました。

 

「プログラマブルタンパク質(Programmable proteins):標的特異性、プログラミング性、将来の方向性」

プログラミング可能なタンパク質(プログラマブルタンパク質Programmable protein)は、in vitro および in vivo で選択的にタンパク質を検出、可視化、調節、除去することで、認識されるターゲットとその後の生物学を研究するために不可欠である。プログラマブルタンパク質の特異性は、その配列や構造を設計することによって容易に変更することができる。このようなタンパク質の柔軟性とモジュール性は、現在、合成生物学や様々な医療への応用に極めて重要である。プログラマブル・ヌクレアーゼ、シングルドメイン抗体、その他のタンパク質足場など、個々のプログラマブルタンパク質の概念と応用については、多くの総説が存在する。本稿では、このようなプログラマブルタンパク質を、そのプログラマブルな原理と生体分子(核酸、タンパク質、糖鎖)への標的特異性に基づいて拡張した概念フレームワークを提案し、その利点、限界、将来の方向性について概説している。

note.comで日本語版も用意しました。DeepLで翻訳しただけなので、変な箇所がたくさんあります。


また、これはSynBioの「Programmable proteins in synthetic biology」という特集のために書いたものになります。引き続き、論文の投稿(15万円のAPCが完全無料になる)を募集しています。